日 時:平成23(2011)年2月19日(土) 13:30~16:30
場 所:名古屋大学 ベンチャービジネスラボラトリー3階 ベンチャーホール
(名古屋市千種区不老町)
主 催:名古屋大学 エコトピア科学研究所
協 賛:電気学会東海支部,IEEE名古屋支部
参加者:115名
プログラム
- あいさつ
高井 治 (名古屋大学エコトピア科学研究所長) - スマートグリッドで我々の暮らしはどう変わるのか?
加藤 丈佳 (名古屋大学) - 低炭素社会の実現に向けたスマートグリッドへの取り組み
小俣 和也 (東芝)
内容
これまで,一般市民,特に理工学を目指す子供の母親をターゲットとして市民公開講座を実施してきたが,実際には多くの回で,退職後の年齢の方々が参加者の中心となっていた。
これの一因は,共働きの家庭が多い昨今の情勢の中で,平日開催としたためであると思われたため,親の世代や学生が参加しやすい土日開催をベースとし,生活に身近なテーマを掲げることで,ターゲットを学生・生徒にまで拡大して実施することを目指し,装いを新たに「市民参加アベニュー」と題して開催した。また,市民参加型を目指すため,今回は研究室見学を含めて実施した。高井所長の挨拶の後,名古屋大学 加藤丈佳准教授,東芝 小俣和也氏よりそれぞれ講演を行った。
加藤准教授からは,スマートグリッドとは何かというところから,太陽光をはじめとする分散電源の導入による影響や,市民生活への効果はどのように現れるかまで,スマートグリッドの全体像について説明がされた。小俣氏からは,日本及び世界で実施されているスマートグリッドの実証プロジェクトの紹介がされ,現在,どのあたりまで実証が進んでいるかの,最新動向を含めて講演がされた。
講演後には,高電圧実験室,超電導実験室やIB電子情報館の講義室の見学を行い,普段,一般市民が見ることのできない大学の設備を見ていただいた。
講演,見学ともに,活発な質疑が行われ,大変好評であった。