商用電力系統と再生可能エネルギー調和的融合

再生可能エネルギー大量導入下での需給計画・運用

出力変動が大きな太陽光発電などの導入拡大や規制緩和に伴う電力需要の多様化などに対応するには、柔軟かつロバストな電力システムの構築が重要です。
 本研究部門では、数理計画手法やシミュレーションを通じて、電力系統・機器の新しい制御手法や電力の供給バランスを維持するための計画手法を開発しています。また、高速な電力の変動に対応するための、新しい発電機の周波数制御方法も提案しています。

関連する論文

  • 小豆澤諒太、今中政輝、栗本宗明、杉本重幸、加藤丈佳
    「発電機起動停止計画にて確保する出力調整力に基づく太陽光発電出力の確率的予測の利用方法に関する一検討」
    電気学会電力・エネルギー部門誌,Vol.139, No.11, pp.667-677 (2019)
    DOI: 10.1541/ieejpes.139.667

再生可能エネルギーの予測技術とその活用

太陽光発電や風力発電が大量に導入された電力システムを安定に運用するためには、これらの出力を高精度・高信頼に予測する技術の開発が不可欠です。
 本研究部門では、天気予報のもとになっている数値気象予測データの統計解析や衛星画像、天空画像の画像データ処理などにより、数日先から数分先の日射量の予測技術を開発しています。今後は、風力発電の出力予測にも着手する予定です。さらに、予測を活用した蓄電池などの制御方法も検討しています。

関連する論文

  • 志賀孝広、加藤丈佳
    時間相関と変動する不確実性を考慮した確率的日射量予測」
    電気学会電力・エネルギー部門誌,Vol.138, No.2, pp.147-157 (2018)
    DOI: 10.1541/ieejpes.138.147
  • 加藤丈佳、真鍋勇介、舟橋俊久、松本和也、栗本宗明、鈴置保雄
    太陽光発電合計出力のランプ変動が系統周波数に与える影響に関する一検討」
    電気学会電力・エネルギー部門誌,Vol.137, No.4, pp.297-305 (2017)
    DOI: 10.1541/ieejpes.137.297