4 市民参加アベニュー 「今年の節電は大丈夫?」

日 時:平成24(2012)年6月10日(日) 14:00~16:40
場 所:名古屋大学 IB電子情報館中棟 IB015講義室 (名古屋市千種区不老町)
主 催:名古屋大学エコトピア科学研究所
協 賛:電気学会東海支部,IEEE名古屋支部,中部パワーアカデミー
参加者:60名

プログラム

14:00-15:00 講演会
花井正広(名古屋大学)
「今の電気を取り巻く状況」
服部 徹(電力中央研究所)
賢い節電で電力不足を乗り越える」
15:15-15:45 ラボツアー
16:00-14:00 講演会
清水かほる(消費生活アドバイザー)
「わたしたちにできること ?ハチドリのひとしずくから?」

内容

電気は市民生活に溶け込んでいて,無駄使いしている意識が乏しい。
しかしながら一方で,エネルギー問題,環境問題はそのターニングポイントが迫ってきている。

そこで,市民1人1人が,電気の理解を深め,電気の大切さを知り,日常生活の場で実践するよう,定期的な講演や見学会を通じて学ぶ機会を「市民参加アベニュー」と題して年2回を目途に開催している。

今回(第4回)は電力不足が懸念される夏場を前に,一般市民が多く大学に訪れる名大祭期間中を利用し,節電対策の情報を市民に正しく伝えることを目的として,名古屋大学IB電子情報館IB015講義室にて講演を行い,さらに実験室見学を実施した。

田中信夫所長の挨拶およびエコトピア科学研究所の紹介の後,名古屋大学 花井正広教授より「今の電気を取り巻く状況」,電力中央研究所 服部徹氏より「賢い節電で電力不足を乗り越える」,消費生活アドバイザー 清水かほる氏より「わたしたちにできること ―ハチドリのひとしずくから―」と題してそれぞれ講演を行った。現在の生活における電気の重要性が,それぞれの講師の立場から述べられるとともに,電力需要のピークを抑制することがいかに重要であるかということや,そのために行うことができる身近な行動について説明がされた。服部氏と清水氏の講演の合間では,エコトピア科学研究所 早川・花井研究室の実験室を見学し,高電圧放電や超電導現象の実演が実施された。様々な年齢層の一般人60名の参加者があり,成功に終了した。

講演会の様子
超電導現象の実演