日 時:平成22(2010)年8月18日(水) 13:00~15:30
場 所:名古屋大学 ベンチャービジネスラボラトリー3階 ベンチャーホール(名古屋市千種区不老町)
主 催:名古屋大学 エコトピア科学研究所
協 賛:電気学会東海支部,IEEE名古屋支部
参加者:100名
あいさつ
大日方 五郎 (名古屋大学エコトピア科学研究所 副所長)
世界の環境・エネルギーの町巡りと小型風力発電機
坂本 東男 (高知工科大学 名誉教授)
歴史から見る環境とエネルギー
花井 正広 (名古屋大学)
内容
電気は市民生活に溶け込んでいて,無駄使いしている意識が乏しい。
しかしながら一方で,エネルギー問題,環境問題はそのターニングポイントが迫ってきている。
環境と調和した持続可能な社会の実現のためには,市民1人1人が電気の理解を深め,電気の大切さを知り,日常生活の場で実践することが重要であり,そのため一般市民を対象とした市民公開講座を開催した。本市民公開講座は今回が第9回となる。
今回は高知工科大学名誉教授 坂本東男氏より「世界の環境・エネルギーの町巡りと小型風力発電機」,名古屋大学 花井正広より「歴史から見る環境とエネルギー」と題してそれぞれ講演を行った。
坂本氏からは,世界の様々な都市で実践されている環境調和型の都市システムやエネルギーシステムについて紹介がされた。また,小型風力発電機の研究成果についても講演がされ,環境・エネルギーだけでなく災害対策の面からもその有効性が述べられた。
花井からは,エネルギー・環境問題について様々な側面から見る必要があることを示しながら,エネルギー問題の本質は何かを問う講演を行った。講演会終了後も講師への質疑が絶えず,大変好評であった。