Electric Power Generation, Transmission, and Consumption in Egypt and Interconnection between Neighboring Countries

日 時:平成23(2011)年12月13日(火) 10:30~12:00
場 所:名古屋大学IB電子情報館IB101講義室
講 師:South Valley University, Egypt; Prof. M. TH. El-Mohandes
参加者:28名
主 催:名古屋大学エコトピア科学研究所

内容

エジプトを中心とした,中東・北部アフリカにおける電力エネルギー源や電力系統連系の動向について講演された。

エジプトでは,地域別5社+水力1社の計6社の電力会社がある。
火力と水力が主たる発電エネルギー源であるが,近年,風力発電に対する期待が高まっていることが強調された。特に,紅海沿岸は非常に風況が良いとのことである。

また,晴天が続く広大な土地を利用した太陽光発電も有力視されている。エジプトの電力系統は,ナイル川上流の水力発電の電力を需要地であるカイロやデルタ地帯に送る超高圧系統と,カイロ・デルタ地帯内のネットワークが主体となっている。

国際連系では,地中海を囲む国々の間の連系線が整備されており,トルコ,イタリア,スペインを介してEU諸国とも連系されている。日本からは情報を得にくい中東における電力事情が講演され,貴重な情報を得ることが出来た。