3「次世代電力システム機器の信頼性と寿命」

日 時:平成24(2012)年2月22日(水) 13:00~17:00
場 所:名古屋工業大学2号館1F 0211講義室 (愛知県名古屋市昭和区御器所町)
主 催:名古屋大学エコトピア科学研究所
共 催:名古屋工業大学
協 賛:中部パワーアカデミー,電気学会東海支部

パネルディスカッションテーマ

  1. 共振による過電圧の問題
    • 機器単独での共振による過電圧
    • 系統での共振による過電圧
  2. 分散電源機器寿命の問題
    • 配電系統での過電圧
    • 分散電源機器の寿命

コーディネータ

花井正広(名古屋大学)

パネリスト

青木睦(名古屋工業大学)
出丸俊樹(三菱電機)
桑原祐(愛知電機)
腰塚正(東芝)
杉本重幸(中部電力)

内容

風力や太陽光などの再生可能エネルギーによる発電は,地球温暖化防止に資する貴重なエネルギー源であり,これまで以上に導入量を拡大する技術が求められている。

これらの再生可能エネルギー発電は出力が不安定であり,電力系統に大量に連系した場合には周波数や電圧の動揺や共振を発生する可能性があり,既存の集中型電源の運用にも支障を及ぼし,電力ネットワーク全体に支障をきたすことが懸念されている。

この内容に関して,第1回の討論で導入過程・導入後の課題として洗い出された,分散電が新たに追加された次世代電力システムにおいて,機器の信頼性と寿命(メンテナンス・更新時期)および系統の電圧搖動対応について考える場とすることを目的に,「次世代電力システム・機器の信頼性と寿命」をテーマとしてパワーテクノプロムナードの第3回を開催した。

名古屋工業大学 鵜飼裕之副学長,名古屋大学エコトピア科学研究所 早川直樹教授の挨拶の後,コーディネータである花井正広教授の趣旨説明,パネラーの自己紹介が行われた。

その後,シンポジウムの前半では,共振による過電圧の問題について,機器単独での共振による過電圧,系統での共振による過電圧などの観点から議論が行われた。

後半では,配電系統での過電圧,分散電源機器の寿命などについて議論がされた。

コーディネータ:花井正弘
パネリスト
会場の様子