日 時:平成23(2011)年3月14日(月) 13:00~17:00
場 所:名古屋大学 野依記念学術交流館 1階
協 賛:電気学会東海支部,IEEE 名古屋支部
パネルディスカッションテーマ
- スマートグリッドで今何が問われているか?
日本型スマートグリッド、潮流変動、発電量調整、など - スマートグリッドの未来を考える
機器センシング、電圧歪み、開閉サージ、など
コーディネータ
花井正広(名古屋大学)
パネリスト
岡本達希(電力中央研究所)
白坂行康(日本AEパワーシステムズ)
高木喜久雄(東芝)
福井伸太(三菱電機)
松浦昌則(中部電力)
松村年郎(名古屋大学)
内容
「パワーテクノプロムナード」は,電力システムの今後のあるべき姿,およびその礎となる電力技術,人材の育成のあるべき方向性について,各界の有識者のシンポジウムにおける講演や,パネルディスカッションを通して議論していくことを目的としている。
今回,その第1回として,「次世代電力システム・機器の今後の技術課題を考える」をテーマに,太陽光,風力などの分散電源が今後大量に導入されようとしている中で,現在余り検討されていない一歩先の導入過程・導入後の課題を明らかにし,その対応について考える場とすることを目的として開催した。
早川教授の開会宣言,高井所長の挨拶の後,コーディネータである花井教授の司会の下,パネラーの自己紹介が行われた。
その後,講演会の前半では,次世代の電力システムとして注目されているスマートグリッドで,今何が問われているのかについて,潮流の増大,発電量・蓄電池の調整などについて議論が行われた。
後半では,スマートグリッドの未来を見据え,現在まだあまり議論がされていない,余剰電力対応法,機器状態監視,電圧歪,開閉サージの問題などを議論し,今後議論が必要な課題を整理していった。
申込時には定員を超えるほどの申し込みがあったものの,震災の影響により,来場できなくなった方が多い中での開催となったが,今後を見据えた議論は十分できたと思われる。今回の議論を第2回以降の開催につなげていく予定である。