日 時：平成23(2011)年12月22日（水） 10:30～12:00
場 所：名古屋大学IB電子情報館IB081講義室
講 師：東京電力（株） 岡部 成光 氏
参加者：29名
主 催：名古屋大学エコトピア科学研究所
内容
電力機器・システムを取り巻く最新事情とその運用技術について講演がされた。
新聞などでも報道されているように，CO2排出削減やエネルギー政策についての世界の動向は非常に大きな転換点を迎えている。そのような中で，低炭素社会（スマート社会）の実現に向けた取り組みが求められている。
発電に関しては，火力発電の高効率化，自然エネルギー（風力，太陽光など）の活用，シェールガスの開発などが急がれる。
さらに，自然エネルギーの供給不安定さを補うなどの視点から，ICT技術を活用したスマートグリッドの開発・導入が期待され，各地で大規模なプロジェクトが立ち上がっている。
一方，高経年の既存機器の運用も，安定供給の観点から非常に重要であり，各種診断技術と共にそれらを活用するナレッジデータ管理技術などが開発されている。
ダーバン合意や原子力発電所の問題など，エネルギー・資源の確保や環境保護に関しての世界的な動向が激変している中で，最新の情報を得ることができた。