2 市民参加アベニュー 「大震災に学ぶこれからの電気の社会の暮らし方」

日 時:平成23(2011)年5月14日(土) 10:00~12:00
場 所:名古屋大学 IB電子情報館中棟1階 IB015講義室 (名古屋市千種区不老町)
主 催:名古屋大学 エコトピア科学研究所
協 賛:電気学会東海支部,IEEE名古屋支部,中部パワーアカデミー

プログラム

  • あいさつ
    長﨑 正雅 (名古屋大学エコトピア科学研究所エネルギー科学研究部門長)
  • 知って納得!電気の不思議
    花井 正広 (名古屋大学)
  • 最近の電気事情 電気との向き合い方
    中野 幸夫 (電力中央研究所)
  • エコ生活こと始め
    川﨑 千晴 (消費生活専門相談員)

内容

電気は市民生活に溶け込んでいて,無駄使いしている意識が乏しい。
しかしながら一方で,エネルギー問題,環境問題はそのターニングポイントが迫ってきている。そこで,市民1人1人が,電気の理解を深め,電気の大切さを知り,日常生活の場で実践するよう,定期的な講演や見学会を通じて学ぶ機会を作っていくことを目的とし,「市民参加アベニュー」と題して年2回の開催の計画を予定している。

今回は震災を受けて,電力供給について注目を受けていることを鑑みて急遽開催を計画した。

長﨑正雅エネルギー科学研究部門長の挨拶の後,名古屋大学 花井正広教授より
「知って納得!電気の不思議」,電力中央研究所 中野幸夫氏より「最近の電気事情 電気との向き合い方」,川﨑千晴消費生活専門相談員より「エコ生活こと始め」と題してそれぞれ講演を行った。

花井教授からは,送電の基本的な特性から,50Hz-60Hz間の電力融通の難しさなどの説明がされた。

中野氏からは,主に供給側から見た,震災後の電力需給逼迫に対する対応と,
需要家側での一般的な省エネだけでなく,電力不足に備えた緊急に行えるいくつかの節電方法の講演がされた。

川﨑氏からは,さらに消費者の視点に立って,具体的な節電行動について紹介がされた。

折しも,浜岡原子力発電所の停止の時期と重なり,供給電力不足が中部電力管内でも注目された中での開催ということもあり,緊急に開催したにもかかわらず予想を大きく上回る参加者を得た。

花井 正広 氏
中野 幸夫 氏
川﨑 千晴 氏
会場の様子