HTS overview and what HTS can bring to the future

日 時:平成25(2013)年12月12日(木) 14:30~16:00
場 所:名古屋大学IB電子情報館 IB071講義室
講 師:Grenoble University, France, Prof. Pascal Tixador
参加者:約30名
主 催:名古屋大学エコトピア科学研究所エネルギーシステム寄附研究部門

内容

ヨーロッパで進められている各種超電導プロジェクトについて,特にSMESと限流器に関して,その原理から最新のプロジェクトの動向まで幅広く講演がされた。SMESは,高速なエネルギーの出し入れが可能で,変換効率も高く,大規模化も比較的容易という特徴から,初期コストの問題の解決が必要であるが,パルス的なエネルギー貯蔵装置としての応用が期待されている。また,限流器については,固有短絡電流が大きくなっても故障電流を抑制できることから,系統構成を大きく変える機器として非常に大きく期待されていることが述べられ,ヨーロッパで進められているECCOFLOWプロジェクトやAmpaCityプロジェクトの最新動向について技術的な見地も含めて説明がされた。